【ラーメン赤猫】登場キャラはどのように今に至ったのか?過去について

ラーメン赤猫

 

ラーメン赤猫は、なんといっても猫のラーメン屋です。

もちろん、人間からしたら不安になる要素が多くあるでしょう。

 

しかし彼らは人間相手にも臆せず、きっちりとお店を営んでいます。

 

そんな彼らですが、どういった理由でラーメン屋の従業員になったのでしょうか。

今回はラーメン赤猫の猫従業員たちの過去について、考察していきます。

 

・従業員の過去について
・働くことになったきっかけについて

 

 

従業員の過去について

ラーメン赤猫のメンバーは、珠子以外全員ネコ科の動物です。

そんな彼らには、ある過去がそれぞれ存在します。

 

店長の文蔵や経営者の佐々木、接客担当のハナなど、個性的な猫たちが人間相手に商売をしています。

 

彼らはどのような経緯で、ラーメン赤猫の従業員になったのでしょうか。

ここからは猫の従業員たちの過去について考えていきます。

 

 

文蔵

文蔵はラーメン赤猫の店長です。

元野良で、彼は先代の店主に拾われたのがきっかけでラーメンに関わるようになります。

 

当時、赤猫は屋台のラーメン屋でしたが、しかし先代はラーメンを食べ過ぎてしまったため、体を壊してしまいます。

 

その後、文蔵が店を継いだのです。

しかしはじめは乗り気ではなく、継ぐ際に彼を説得したのは佐々木でした。

 

あるとき、佐々木は別の飼い主に引き取られましたが、文蔵はそのまま先代のもとで屋台を手伝いました。

彼はなんだかんだ言って、先代のことを大切にしています。

 

野良だった時に怪我をした佐々木と一緒に、先代店主が助けてくれたからです。

店舗を引き継いだ後のラーメン赤猫の味も、先代からのレシピを忠実に守っています。

 

佐々木

佐々木はラーメン赤猫の経営者です。

彼は文蔵とともに、元野良猫です。

 

先代に引き取られ、文蔵と一緒に屋台ラーメンを営んでいました。

 

その後、別の飼い主に可愛がられ、飼い主の最期を看取りました。

彼の飼い主は若くして難病にかかり、そう長くありませんでした。

 

飼い主は精神的に不安定になってしまい、佐々木以外の者を拒絶したのです。

佐々木は自ら看病や看護を行い、医療に関する知識も合間に勉強もしていました。

 

そんな佐々木の姿を見て、飼い主は佐々木に全ての遺産を相続すると宣言しました。

 

それ以降、元の飼い主の遺産を相続して、そのお金を使って経営をはじめ、困った猫や自立したい猫を助ける社会事業をしています。

 

サブ

☆サブは調理と盛り付け担当です。

元野良でラーメン赤猫にはあまり詳しくありません。

 

野良時代は中華街の残飯を漁って、食いつないでいました。

そのため、結構食に関する興味が強いです。

 

文蔵と佐々木がお店を構えたあとは、赤猫のゴミ箱を漁り、文蔵にトッピングに関してアドバイスしました。

その後、厳しい訓練を乗り越えて調理担当として雇われたのです。

 

さらに彼はクリスマスにトラウマがあります。

 

それは、クリスマスの日に一晩中ツリーの中に隠れていました。

本人は一匹だったのですが、足元で人間がはしゃいでいる姿がとても怖かったそうです。

 

そのため、彼はクリスマスが近くなると、気分が落ち込んでしまいます。

 

ハナ

☆ハナは赤猫の接客担当で、アイドルのような接客が魅力です。

彼女はまさに元アイドルで、当時の名前はらぶぴぴ。

 

飼い主がインフルエンサーとして、ハナのサポートをしていました。

 

しかし周りの心無い言葉に傷つき、見た目を気にして整形したりと自分の体を傷つけるように。

そんな飼い主を見て、ハナも心を痛めていました。

 

さらに当時は清純なイメージを与えていたのですが、本人は自由におしゃれしたいと感じて自らピアスを開けたのです。

 

それ以降、ちやほやしていた大人たちは一気にハナを見る目を変えてしまい、仕事があっという間に無くなってしまいました。

 

ハナ自身もそんな環境と飼い主の痛々しい姿を見て、アイドルの世界から離れたのです。

その後佐々木たちと出会い、接客のエキスパートとしてラーメン赤猫の社員となりました。

 

クリシュナ

クリシュナは製麺担当で、従業員の中で一番体が大きいです。

日本の動物園の出身で、父はアムールトラ、母はベンガルトラになります。

 

父の血筋で体が大きいのですが、気が小さくてとても怖がりです。

 

親が動物園との契約が切れるときに、それぞれの国に帰ることになります。

両親のどちらかについていくしかなかったのですが、本人はほかの国に行くのを躊躇していました。

 

彼女はおとなしい性格で、動物園でもパフォーマンスが上手くできませんでした。

そのためストレスと不安で、心が不安定になってしまいます。

 

そんなある日、彼女のことが佐々木の耳に入り、彼はクリシュナを勧誘しました。

 

それ以降、必死に訓練を重ねて、接客や調理ではなく、製麺担当になったのです。

本人も麺打ちや他の訓練など、大変なことも多いが裏での作業のほうが向いていると感じています。

 

ジュエル

ジュエルは物語の途中で従業員になった、陽気な接客担当です。

野良出身ですが、半分飼われているような日々を送っていました。

 

寝床は外で自由に寝ていましたが、食事は色んな人からもらっていたそうです。

なかでも、特においしい食事をくれるホストが居ました。

 

ある日、そのホストが自宅にジュエルを入れてくれたのです。

ですが猫を入れたことを知られ、ホストとその同居人がもめてしまう。

 

そしてあるとき、そのホストは姿を消してしまいました。

 

ジュエルは彼を探しまわりましたが結局会えず、保護団体に保護されました。

 

ジュエルは彼に再び会えるのではないかと、自分もホストになって有名になりたいと感じるようになります。

それ以降、厳しい訓練を経て自分の夢の一歩のために、ラーメン赤猫の接客担当として雇用されました。

 

ラーメン赤猫従業員の過去まとめ

・元野良でラーメン屋を引き継いだ:文蔵
・文蔵の幼馴染で遺産相続した経営者:佐々木
・元野良の味にうるさい盛り付け担当:サブ
・元アイドルの接客担当:ハナ
・動物園出身の製麺担当:クリシュナ
・野良でホストに育てられた接客担当:ジュエル

 

以上、猫の従業員たちの過去についての考察でした。

彼らは野良だったものが多く、人間にも警戒心を解くことがありません。

 

そのためその警戒心が、心無い態度を取る客への毅然とした対応が出来る要因です。

 

しかし、彼らも出来ることなら穏やかに日々を過ごしたいはず。

珠子の登場により、文蔵をはじめ、特に警戒心が強いハナも少しずつ彼女に心を開いていきます。

 

今後の珠子と彼らの日々が、どのような変化をもたらしていくのか見ものですね。

 

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