【MINI4KING】MINI4KINGはどんな作品?物語の流れとは

MINI4KING

 

月刊コロコロコミックで連載していたMINI4KINGは、タミヤが販売しているミニ四駆と呼ばれる模型の一種をモチーフにした漫画です。

 

ミニ四駆は四輪駆動でいわゆる自動車のような見た目をしており、それを指定されたコースでいかに早くゴールできるかを競うものです。

 

そんなミニ四駆を使って、主人公が沢山の熱いレースを繰り広げる物語となっています。

今回はMINI4KINGがどんな物語なのかをご紹介していきます。

 

・MINI4KINGの物語について
・作品の内容について

 

MINI4KINGはどんな作品?

この作品の舞台は熱海。

主人公はミニ四駆が撮っても大好きな男の子です。

 

とある日に転校したクラスメイトとの出会いをきっかけに、仲間や敵とミニ四駆でバトルレースを通して成長していく物語です。

 

少年誌らしく、アクションが多めで、王道の熱い展開が魅力と言えます。

ここからはこの作品の物語についてご紹介していきます。

 

 

主人公モー太が転校してくる

 

物語の始まりは熱海にある旅館で働く母と共に引っ越してきた少年、主人公の工藤モー太の姿からです。

彼は物語の直後、近くの学校に転校してきます。

 

そこで見たものはその地域を牛耳っている温水沢の息子、温水沢太の悪行だった。

ふとしはクラスメイトを『人間ミニ四駆コース』と言って、こき使っていたのです。

 

さらに坊ちゃんなこともあり、家がお金持ちでクラスメイトの家のお店なども金銭的なサポートをしているそう。

学校も温水沢の家から支援されており、教師も彼に逆らうことが出来ませんでした。

 

そのためふとしはまさにやりたい放題、言いたい放題なのです。

 

しかしそんなこと知ったこっちゃないモー太は、彼に人間ミニ四駆コースで遊ぶように言われますが、全力で拒否。

怒ったふとしから、彼の家にあるコースでレースをするよう提案されて承諾します。

 

さらにレース前にモー太が大切にしているマシンを破壊されてしまい、レースに対する酷い妨害も受けました。

幼いころから大切にしているマシンを壊されたことにショックを受けますが、それ以上に強化させることを決意します。

 

そして当日、修理と強化をしたマシンをもってレースに挑み、見事勝利を収めるのです。

それを見ていたクラスメイトのグリス・マッケンジーも、彼に興味を抱くようになります。

 

敵キャラのギ亜斗が登場

 

ふとしとのレース後、グリスがモー太の家である旅館にやってきました。

そして先日のレースについて彼は話し始めます。

 

グリスは計算が得意で、彼の計算上はモー太の勝利の確率は低かったとのこと。

さらなる情報としてもっと強くするための、特別なパーツがあることを伝えます。

 

それはLASER(レーザー)と呼ばれ、そのマシンによって形状や役割が変わるものでした。

手に入れるために彼らは近くにある廃墟に作られた、危険なコースをクリアする必要があったのです。

 

その場所に向かい、モー太はコースに設置された巨大な扇風機を今日略する必要があると判断。

その場で工具などを使用して対策を講じます。

 

その廃墟に居たのは、のちに敵チームの一人となるギ亜斗(ぎあと)でした。

彼はジャドージャックと呼ばれるマシンの持ち主で、レーザーパーツを付けた特殊なマシンです。

 

ギ亜斗はモー太の変わった対策を見て、モー太に興味を抱きます。

風を攻略しきれなかったモー太に、ギ亜斗は自身が持っているレーザーパーツを渡そうとします。

 

しかしそこに突如現れた民家タミ子が、ロードに適していないパーツをつけるわけがないと断言する。

タミ子はなんとローススピリットをはじめとした、ロードマシンの開発者だったのです。

 

彼女は持っていたロード用のレーザーパーツをモー太に見せ、彼にどれがいいか選ばせます。

 

そしてパーツを付けたスピリットとジャドージャックが再度レースを開始しますが、僅差でモー太の敗北となりました。

 

大会に参加

 

モー太とギ亜斗の試合後、ヒートアップする二人を見て、タミ子は熱海ミニヨンフェスへの出場を提案します。

モー太とギ亜斗は乗り気ですが、人知れず姿を消したグリス。

 

何故なのでしょうか、ミニ四駆に対しての知識は彼も負けていません。

逃げたグリスを捕まえるように指示され、彼は見事にも―太に捕まってしまいます。

 

実はグリスもモー太同様、ロードマシンの持ち主だったのです。

しかし人前に出るのがとても苦手な彼は、大会への出場を渋ります。

 

ですが強制的にモー太に連れていかれてしまい、グリスも出場する羽目に。

沢山の出場者が次々と脱落していくなか、二人はかろうじて予選を突破することに成功。

 

本戦には二人に加えて、タミ子、ギ亜斗、炎堂刃が進みました。

この試合でも多くの難関コースが用意され、出場者たちを苦しめてきます。

 

しかしそれぞれのマシンの能力や、マシンとの絆を信じて乗り越えていきます。

そして激闘の末、モー太とロードスピリットがミニヨンフェスの優勝者となったのです。

 

ラスボスに敗北

 

ミニヨンフェス終了後、モー太はヨンクダムのリーダー、KING(きんぐ)と遭遇します。

彼にモー太は自分のチームに入るように促されます。

 

その代わりにロードマシンであるスピリットを捨てて、ジャドーマシンを渡すと提案されたのです。

 

ですがモー太の相棒はロードスピリットのみ

ぜったいに嫌だ、相棒を馬鹿にするなと、KINGからの提案を拒否しました。

 

そのため止むなくレース対決となりますが、スピリットが最も得意なストレート戦で大敗

モー太は大きな強敵を前に、心が折れそうになってしまいます。

 

しかしここで心を折らず、もう一度レースを申し込みますが東京のレースで再会しようということになってしまうのです。

モー太も初めての大敗に傷つきますが、さらに強くなって彼と再戦することを決意したのです。

 

 

虎菱ネイ児(とらびしねいじ)を勧誘する

 

KINGとのレース後、モー太はさらなる強化を考えますが、どうしたらいいか分からずに行き詰っていました。

ある日、母からおつかいを頼まれて、久しぶりに外出した先でとあるお寺を発見します。

 

そこで出会ったのはミニヨンフェスで少しだけ出会った虎菱ネイ児(とらびしねいじ)でした。

 

ネイ児はゆがみやずれに鋭く、バランスが悪いとすぐに気づいて指摘できる特技を持っていました。

しかもネイ児はロードマシンであるロードパンチの所有者でもあったのです。

 

モー太は彼の言葉をきっかけに、それぞれのパーツにもパッと見では気づけないほどのズレがあることに気づきました。

 

ゆがみのないパーツをグリスとタミ子に頼んで集めてもらい、それを使って強化を考えたのです。

ネイ児と再度レースをして、強化し直したスピリットが見事勝利しました。

 

ネイ児のこだわりを魅力と感じたモー太は、彼をチームの一面にスカウトしてネイ児も加わることを承諾しました。

 

李永苑(り よんりん)を勧誘する

 

ネイ児との一件後に東京でチーム戦があることを知ったグリスたちは、残りのメンバーを勧誘するためにロードマシンを持っている人物の元へ。

たどり着いたのはとある中華料理店。

 

そこに居たのは看板娘の李永苑(り よんりん)で、彼女もミニヨンフェスで初登場しています。

 

永苑はフェスでパーツを拾ってくれたモー太に一目ぼれしてしまい、料理店に来たモー太に結婚を迫ってきたのです。

モー太は結婚はおろかミニ四駆にしか興味がないため、彼女からの求婚を断ります。

 

それを聞いた永苑は、自分が勝ったらミニ四駆を辞めて自分と結婚しろと言い始めたのです。

モー太も結婚の話はともかくレースが出来るなら喜んでと、彼女の申し出を受け入れました。

 

彼女のマシンであるロードアビスは、レーザーパーツのアビーテイルの能力でマシンのブレを修正していました。

ですがロードスピリットのストレート性能に惜しくも敗北してしまうのです。

 

永苑はモー太の心を振り向かせるために、もっと強くなって彼の一番になることを宣言しました。

そしてそのために彼のチームに入ることも決まりました。

 

東京にてヨンクダムとレース、前半戦

 

モー太は無事に仲間を集め、大会会場である大都市・東京へ。

レース会場は指定があり、そこにヨンクダムのメンバーが待ち構えています。

 

最初のレースは銭湯で、対戦カードはタミ子VSペラ

ペラはジャドーパンクというタミ子と似たような性能をしたマシンで、タミ子お得意のカウンター攻撃が効きくくなっています。

 

会場は銭湯なこともあり、水によるスリップをいかに攻略するかがカギになっています。

ですがジェットのレーザーパーツのジェッティウェットの効果で、周りの水を弾き飛ばしたことでゴール間際で加速し、見事タミ子が勝利を収めました。

 

次のレースは電車の中で行い、対戦カードは永苑VSギ亜斗と、ネイ児VSローラ

リレー形式で車両の奥に先にたどり着いた方の勝利というルールです。

 

まずはギ亜斗と永苑の試合で、大きな揺れがある車両の中を駆け抜けていきます。

しかし永苑ははぐれてしまったモー太がいないため、本領を発揮できずにいました。

 

ですがギ亜斗にその程度なのかと煽られて、我に返るのです。

それ以降は必死に追いすがるも一歩及ばず、アビスはジャックに置いていかれてしまいます。

 

次はローラとネイ児の試合で、先にローラがスタートしました。

永苑は追いつけなかったことを悔やみますが、ネイ児はまだ負けていないと言って全力でローラのマシンであるジャドーグリルを追いかける。

 

最後のグリルによる振動のせいでパンチはバランスを崩すも、宙に浮いた事を利用してレーザーパーツのトールハンマーを使い、全力で加速して見事勝利

 

ヨンクダムとのレース、後半戦

 

永苑たちがレースをしているなか、モー太とグリスは乗る電車を間違えてしまい、別の行先へ向かってしまいます。

電車で行きついた場所で彼らは炎堂刃と出会います。

 

しかし刃はレースを辞退するといい始めたのです。

もちろんグリスやモー太は納得せず、グリスが刃にレースを挑みます。

 

用意されたコースはカーブのみで、ストレート性能が高いジャドーエースには不利な状況。

 

刃が走るのを辞めたのには実は理由がありました。

野心家の彼は当然KINGにも挑みましたが勝つことが出来ず、刃は絶望して勝利を諦めてしまったのです。

 

そんな彼を見てKINGは「これ以上速くならないやつに用はない」と言い、その言葉で刃は心が折れてしまいました。

 

そんな刃にグリスは「一人では限界がある」、「仲間と情報を共有することで気づけることもある」と彼を叱咤します。

どんどんグリスに離される刃を見て、モー太も独り言のように助言する。

 

モー太の独り言を聞いて、刃もふとカスタムの変更を思いつきます。

セッティングを変更したことで、相当なスピードを得たジャドーエースに追いすがられるロードナイト。

 

ですが結果はロードナイトの勝利となりました。

刃も気持ちが晴れたようで普段の彼らしさが戻り、二人もなんだかんだ安堵したのです。

 

これによりレースは全てモー太たちの勝利となり、いよいよKINGとの勝負が始まるのでした。

 

ラスボスとの戦闘

 

ヨンクダムとの激闘を制し他も―太たちは、とうとうチームのリーダー・KINGとの勝負会場へと向かう。

会場に着いて登場したのはとても陽気な姿をしたKINGでした。

 

彼もモー太が自分との試合まで駆け上がってくるのを待っていました。

そして自分に勝てるのかと全力で煽り、モー太も全力で応えると宣言

 

レースが始まるも、やはりモー太はKINGに先行を取られてしまいます。

ですがまったく楽しそうじゃないKINGに気づき、モー太はなぜなのかと問いただすのです。

 

彼はこれまでもずっと勝ち続け、だんだんレースで熱くなる気持ちを忘れてしまいました。

しかしそんな態度の彼をモー太は放っておかず、モー太は秘めていたスピリットのパワーを引き出してKINGに追いすがるのです。

 

じわじわ追いつかれたことで、KINGは忘れていた高揚感を思い出し、さらに本気を出し始めました。

もちろんモー太も諦めずに前だけを見てぐんぐん進んでいく。

 

そしてついにKINGに追いつき、レースはゴール間近に迫ってきました。

 

果たして結果は…。

 

MINI4KINGの物語についてまとめ

・主人公モー太はグリスの学校に転校してくる
・敵の一人、ギ亜斗と廃墟で出会う
・大会出場し、モー太が優勝
・大会後、敵のリーダーKINGに大敗
・ヨンクダムとのレースに向けて仲間集め
・仲間の思いを背負い、ヨンクダムを撃破
・KINGとの一騎打ち

 

以上、MINI4KINGの物語に関する紹介でした。

少年誌らしく、とても熱くて爽快感があるシーンが盛りだくさんです。

 

内容も主人公の成長や仲間との絆、強力な敵チームの存在など、まさに男の子の好きな要素がたくさん入っており、とても魅了されます。

 

作画も迫力があり、ギャグ要素も忘れないで楽しむことが出来ます。

最後のモー太とKINGのレースがどのような結果になったかは、ぜひ単行本を買って読んでみてほしいです。

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