【宇宙兄弟】南波日々人が六太を待っていたのはなぜ?その理由について

宇宙兄弟

 

宇宙兄弟のもう一人の主人公日々人は、メイン主人公の六太の弟です。

彼は六太よりも先に進んでおり、六太はそんな彼に劣等感を抱いていました。

 

ですが日々人はずっと六太を待っていたのです。

なぜ彼は六太を待ち続けていたのでしょうか。

 

日々人が前に進みながら兄を待っていた理由について考察していきます。

 

・日々人が六太を待つ理由について
待ち続けている理由について

 

 

日々人が六太を待っていた理由とは

日々人は作品の中でずっと六太を待ち続けていました

それは幼いころにしていた約束や自分の思い、同じ宇宙飛行士たちの願いがありました。

 

日々人はとても前向きな性格で、六太は慎重な性格です。

そういった性格の違いやコミュニケーションの失敗などが原因で、すれ違っていったのです。

 

ですがお互いに心の中では同じ夢を持っており、日々人は六太のその夢も知っています。

そのため日々人は自分のやり方で、六太を待つと決めました。

 

日々人はどんな思いで六太を待ち続けたのでしょうか。

ここからは日々人が六太を待っている理由と、彼自身の思いについて考えていきます。

 

幼いころにした約束がきっかけ

日々人と六太は幼いころにとある約束をしました。

小学生のころに兄弟でいつも、夜に星や周辺の様子を見て回るのが日課でした。

 

ある日、いつものように自宅の周りを探索していたときに、日々人は不思議な飛行物体を発見します。

それを六太に伝えようとしますが、六太も撮影に夢中ではじめは反応が鈍いです。

 

そのため無理やり六太を抱えて、飛行物体が現れた場所へと案内します。

六太と二人で、まだそこに浮遊していた飛行物体を見ることに成功

 

飛行物体を見て、二人は言葉を失いました。

放心する二人を放置して、飛行物体は月の方向へと飛び去ってしまいます。

 

それを見て日々人は飛行物体の正体を知りたいと感じ、月に行くことを決意するのです。

六太は日々人の言葉を聞いて、自分は火星に行くと言い出しました。

 

こうしてお互いにその夢を叶えるために、前に進むことを約束したのです。

 

自分が先に進んで六太を引っ張るため

 

日々人は自分が先に進み、六太を引っ張るために彼より先に宇宙飛行士となりました

日々人は幼いころの約束はもちろん、自分の夢をかなえるために懸命に勉強や体力づくりなどを行いました。

 

しかし成長するにつれて、六太が少しずつ約束に対して消極的になっていくのです。

それでも日々人は自分の夢のために進んでおり、六太より先に行くようになります。

 

時は過ぎ、成人した彼らの生活は大きく変わっていました。

日々人は夢をかなえて宇宙飛行士になり、六太は自動車開発会社へと就職

 

子供のころにした約束を六太が果たしてくれるのを、日々人はひたすらに待っていました。

 

日々人のことを悪く言った六太の会社の上司に、六太は頭突きをかまして無職になってしまいます。

そのことを知った日々人は、六太を再び宇宙の世界に引きずり込むために母と一緒に動き出します。

 

日々人の行動は彼らの心の支えになっているシャロンが言っていた言葉にあるのです。

 

”日々人は先に行き、六太が止まったら前から引っ張る関係が合っている”と。

 

その後も日々人は六太の先に行き、六太が足を止めないように引っ張っています。

そんなシャロンの言葉もあり、日々人は六太がもう一度宇宙を目指してくれるよう、ひそかに動いているのです。

 

六太と一緒に進んでいきたいから

幼いころから一緒に宇宙の話をするのがとても楽しくて、日々人も六太と共にいるのがとても嬉しかった。

ですが六太が中学生になって学校を離れてしまい、少しだけ寂しい思いをしていました。

 

ある日、六太がクラスメイトに嫌がらせを受けているのを知ります

日々人は六太が傷つく姿を見て怒りがこみあげますが、六太に止められたこともあり、加勢することが出来ずにいました。

 

そこで日々人が幼いころに見た飛行物体を手作りして、それを撮影したのです。

これは自分の大切な兄が傷つくのを見るのが嫌なのはもちろん、自分たちの夢までバカにしたやつらを見返したいという思いからでした。

 

六太は結局、クラスメイトに映像は見せませんでしたが、日々人は昔も今も『六太と一緒に宇宙に行きたい』という願いからの行動だったのです。

 

お互い男同士なこともあり、そういった本音はあまり言わないため、すれ違いも多いです。

そんな関係性もあって、今になってやっと一緒に宇宙を目指せるようになりました

 

これも日々人が前を進み、六太を引っ張ってくれているのが大きいでしょう。

 

自分の憧れの人と同じことをしたかった

日々人は自分の憧れの人と同じ夢を、六太と叶えたいと思っています。

自分が宇宙飛行士になることで、いいところや悪いところ、過酷だと言われる理由などに直面します。

 

それでもシャロンの言葉を信じて、彼は六太を待ち続けるのです。

 

そんななか、先輩であるブライアンが月からの帰りでパラシュートが開かず、そのまま仲間と一緒に帰らぬ人になってしまいます。

彼は日々人の面倒を見てくれた尊敬する先輩で、日々人のこともたくさん気にかけてくれた六太とは違う兄のような人でした。

 

そんなブライアンにも兄がおり、日々人はブライアン兄弟と自分たちを重ねました。

ブライアンはいつか兄と一緒に月面に立ちたいという思いがあり、幼いころに兄と約束していたのです。

 

そんなブライアンの兄、エディは弟と一緒に宇宙飛行士になっていますが、最愛の弟を亡くし、辛い思いをしています。

日々人もブライアンを失った苦しみは大きいですが、前向きな彼は六太が必ず自分の隣に立ってくれると信じていました。

 

そしてジェイ兄弟兄弟が出来なかった、兄弟で月面に立つという夢を自分たちが叶えると考えています。

 

 

日々人が六太を待っていた理由についてまとめ

・宇宙が好きで、幼いころからの夢
・幼いころに見た飛行物体の正体を知りたい
・六太の夢を叶える手伝いがしたい
・六太と宇宙に行くという夢をかなえるため
・憧れの兄弟と同じことをしてみたかった

 

以上、日々人が兄を待っていた理由と思いについての考察でした。

彼は六太を前から引っ張り上げるために先へ進み、追いつくのをずっと期待していたのです。

 

ですが日々人自身も完ぺきではないため、立ち止まってしまうこともあります。

そんなときは六太が彼の背中を押してくれるのです。

 

南波兄弟は、こうしてお互いが止まったときに進ませてくれる素敵な関係です。

 

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